「インフレのとき、借金している人はむしろ有利なんですよ」
最近YouTubeを見ていて、ある著名な経済アナリストが言っていました。一瞬「え?ホント?」と思って巻き戻ったくらいです。
しかも、もう一人のアナリストは「私なんかどんどんローンを組んでいますよ」と言っていて耳を疑いました。
なぜなら私の頭の中では「借金=良くない」が大前提で、「借金なんかするなら買うな!」と大抵のことについては思っています。
そんな私たちもさすがにマイホームは現金で購入できず、住宅ローンを組んで支払い続けているので、最近じわじわと上がっている利率に不安を抱いています。
インフレ時に借金をしている人が有利になるとは、どういうこと?と思いAIに聞いてみると丁寧に答えてくれました。
以下、AIが教えてくれた説明文です。
今回は、住宅ローンの実例を交えながら「インフレと借金の関係」について、わかりやすくお話していきます。
インフレとは?ざっくりおさらい
インフレ(インフレーション)とは、モノやサービスの価格が全体的に上昇する現象のこと。
例えば、去年100円だったパンが、今年は120円になっている――そんな状態ですね。
つまり、お金の「価値」が下がるということ。去年1万円で買えたものが、今年は1万2千円かかる、という感じです。
じゃあ、なぜ「借金している人は有利」なの?
それは、「借りたお金の価値はそのままなのに、返すときに使うお金の価値が下がっているから」です。
たとえば、今あなたが1,000万円を借りたとしましょう。10年後に返すとして、10年の間にインフレが進んで物価が2倍になったらどうなるでしょうか?
10年後の1,000万円は、今の感覚で言えば「500万円くらいの価値」になっているんです。
つまり、インフレが進むと、「昔の価値のまま借りたお金を、安くなったお金で返す」ことになるんですね。
これは、長期の固定金利でローンを組んでいる人にとってはかなり有利な状況なんです。
具体例
たとえば、毎月10万円の住宅ローン返済をしているとします。今は10万円が大きな負担に感じられても、10年後にインフレで物価が2倍になれば、その時の10万円の価値は実質的には現在の5万円程度にまで下がる可能性があります。
そのため、収入も物価とともに上昇すれば、ローン返済が相対的に楽になる、というわけです。
とはいえ、落とし穴もあります
もちろん、「じゃあ借金すれば得なんだ!」というわけではありません。
ポイントは、
- 金利が固定されていること
- 返済能力がしっかりあること
- 将来の物価や金利の動向を読んでいること
などがそろって初めて成り立つ話です。
もし変動金利でローンを組んでいて、インフレによって金利も上昇してしまえば、月々の返済額も上がってしまいます。それでは逆に不利になりますよね。
借り換えを検討するときのポイントは?
じゃあ、今後住宅ローンの借り換えをするとしたら「固定金利」と「変動金利」どちらがいいのか。
これについては、現在の金利動向やインフレ予測によって変わります。
たとえば、今後もインフレが続くと予想するなら、固定金利で低金利のうちに借りてしまうほうが安心です。
逆に、景気が不透明で金利が下がる見通しがあるなら、変動金利のままで様子を見るという選択肢もあります。
債務者がインフレに強い理由のまとめ
- 借金の額は変わらないが、貨幣価値は下がる
- 収入や物価が上がると、ローンの実質負担が軽くなる
- 固定金利で借りていると、インフレの恩恵を最大限に受けられる
もちろん、インフレが進んでも賃金が上がらない場合は逆に家計を圧迫する恐れもあります。そのため、状況に応じた柔軟な対応が大切です。
インフレと借金の関係は、シンプルながら奥が深いテーマです。特に長期ローンを組んでいる方や、これからローンを考えている方は、ぜひこの視点を踏まえて資金計画を立ててみてはいかがでしょうか。
私の感想と結論
さすが、丁寧に教えてくれました。
最初の経済アナリストたちの会話は、固定金利で借りている人が前提なのかなと思いました。(それを省略しないで言ってくれ!)
自分の家のローンは変動金利で、今年から利率が0.25%上がっているので、これからどんどん上がっていくのかなぁ。嫌だなぁ。と思いつつ、いつでも借り換えができるように準備はしていきたいと思いました。
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