我が家は上の子が小学1年生の途中までオーストラリアに住んでいました。
合計でオーストラリアに住んでいた期間は5年間ほどになります。
上の子はオーストラリアの幼稚園、小学校を1年弱経験しました。
その後は日本に移住しているので、日本とオーストラリアの両方の幼稚園について私見たっぷりの比較をします。
※我が家はサウスオーストラリア州に住んでいたのですが州によって幼稚園のシステムが多少異なります
オーストラリアの幼稚園は毎日ではない
上の子は幼稚園は週に3回通っていました。
日本の幼稚園は平日毎日通えますが、オーストラリアでは毎日ではなく、週に2日か3日です。
なので、親にとっては子どもが幼稚園児のうちは子どもと一緒にいる時間がオーストラリアの方が長いです。
しかも時間は日本の幼稚園とほぼ同じ時間帯なので、毎日通える日本は恵まれている?かもしれません。
その一方、車でどこにでも行けるオーストラリアでは幼稚園が毎日無くても私は嫌ではありませんでした。
子どもを連れて公園(大抵広い)でピクニックをしたり、ビーチに行って遊んだり、IKEAに行ったり、動物園に行ったりと行く場所には困りませんでした。
驚きの幼稚園の学費の差!
これは他の州とは金額が結構異なるかもしれませんが、私の娘が通ったサウスオーストラリアにある幼稚園の学費です。
- $760/年間
- $190/タームごと(4タームある)
- 約$100/年間(イベント、寄付など)
そして日本に帰国後の息子が通った私立幼稚園のおおよその学費です。
- ¥120,000(入園料)
- ¥40,000/月
- ¥8,800(願書・出願料)
- その他(制服、バッグ、体操着、帽子など)
オーストラリアの学費が年間だいたい¥72,000円として、週に5日間通うとしても、日本の私立幼稚園の学費よりも安いです!
我が家は年の途中に帰国したため入れる幼稚園が1つしかなく、しかも私立幼稚園となってしまったので、公立幼稚園であればもっと安いしコストパフォーマンスはかなり良いと思います。
とにかく日本の私立幼稚園の学費の高さにビックリしました。
しかし現在調べてみると、息子が卒園して何年後かに国や自治区から補助金が出て今は数千円程度になっているようです…。
ということは、週に5日間通える日本の私立幼稚園の方が費用が安いのかもしれません!
それぞれの国の幼稚園の良いところ
国が違えば幼稚園の内容にも差を感じました。
オーストラリアの幼稚園では自由な時間が割と多く、室内で遊びたい子、外で遊びたい子に分かれてそれぞれがしたいことが出来る時間が多かったと思います。
もちろんグループで本を読んだりアクティビティもしますが、参加したくない子は強制しません。
反対に日本の幼稚園では、卒園するまでにかなりの礼儀が身につきます。
お遊戯会やクリスマス会、幼稚園などいろいろなイベントがあり、そのための練習もあり皆と協力して何かを作り上げるということはオーストラリアの幼稚園ではありませんでした。
日本の幼稚園を見て思ったこと
しかし私は日本の幼稚園を見て、少し息子を不憫に思っていました。
私にはカルチャーショックだったのですが、かなりの回数にわたって「園長先生のお話」があり、その間は3歳~5歳の子どもたちは椅子にずっと座って聞いていないといけないのです。(しかもその話が結構長い!)
私は、まだこんなに小さい子どもたちには早いのではないかと思いました。
もちろん飽きて椅子を立つ子どももいるので先生たちが都度注意しているのです。
これは小学校生活の準備として、「椅子に座って先生の言うことを聞く」ということなのかなとも思うのですが、私は素直に「ちょっと可哀想…」と思ってしまいました。
オーストラリアの幼稚園のバザーで思ったこと
オーストラリアの幼稚園では、定期的にバザーを開き、その収益は幼稚園の運営費に充てられています。
あるバザーでは、子どもたちが描いた絵をちょっとした額に入れて飾られていました。
このバザーの目的は、親や親戚に自分の子どもの絵を買ってもらうことでした。
私の娘は絵がそこまで上手ではなく、正直「この絵にお金払うのか-」と思ってしまいました。
寄付するのが嫌なわけでは無く、先生からの「子どもの絵を全部買わないの!?」というプレッシャーにちょっと違和感を感じてしまいました。
私は結局娘の絵を4枚中3枚購入しました。
残った1枚はどうするのだろう?と思いましたが知るよしもなし。
どの国にも良い面と悪い面があると思います。
両方を少しでも経験できたことは私の視野を広げることにも繋がりました。
子どもたちが将来子育てをする際に、何かアドバイスが出来るかもしれません。
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