浮気をしたことがない夫に「もしあなたが浮気をしたら」という話をしてみたら…

Mellowの生活

どうやら私は旦那さんを深く傷つけてしまったようです。

私が犬の散歩から帰ってくると、夫は自分の書斎に籠もってしまいました。

親の言い争いを聞くと耳が特大のダンボになり、ハラハラしながら私たちを見て息子が「お父さんとお母さんが喧嘩するととても不安になる」とか「離婚だけはしないで」とか心配し、母親の私に「どうするの?」と聞いてきました。

私が「喧嘩じゃないし、意見の違う大人が自分の考えを言い合っているだけなんだけどなぁ」と言うと、息子からは「とりあえず謝るのが良いかもね」と。

事の発端

週末に電話でよく話すママ友から、お互いが知るあるママ友(Nちゃんとします)についての状況を聞きました。

Nちゃんには4人の子どもたちが居て、コロナが始まったあたりにNちゃんの旦那さんは仕事で外国へ行っていてそこで待機という形で留まっていてまだ帰れないというような事を聞いていました。

先日ママ友とNちゃんについて話していたら、「誰にも言わないでね」と釘を刺してから他の友達から聞いた話を話し出しました。

聞いたところによると、Nちゃんと旦那さんは離婚をしていたみたいで、旦那さんにはもう1つの家族がいるようだ、とのこと。

私はショックで率直に「子どもたち4人を残して次の家族を作ってしまう男がいるのかぁ」と思ってしまいました。

そして私の考えが良くない方向へ走って行ってしまいました。

最悪の事態を考えてみた

そのママ友の状況を自分に置き換えてみました。

さて、旦那さんに捨てられたら私と子どもたちはどうしようかな…と。

真っ先にお金の事を考え、子どもたちの養育費さえ支払ってもらえば最悪生きていけるのかな?など漠然と考えたり、知識が無いと必然的に弱い立場になってしまうので法律についてもう少し知っておいた方が良いかもなどととにかくいろいろと考えました。

そこで自分の中で考えて結論を出して終わりにすれば良いのに、その後私は大きな地雷を踏むことになりました。

過ち① その最悪の事態を旦那さんに共有してしまった

これは女性によくある話だと思うのですが、知っている人や昔友達だった人などが「離婚した」とか「浮気した」とか、いわゆるスキャンダル系の話を聞くと、誰かに話したくなってしまうものです。

「まさかあの人が?」のような話題があると誰かに共有したくなるのが人間の性ですが、今回は相手を間違えました。

Nちゃん夫婦とは、昔公園でピクニックをして子どもたち同士を遊ばせたりした仲でした。

なので、旦那さんも知っている夫婦です。

私は少し興奮ぎみに「あの夫婦覚えてる?ずっと別々に暮らしていたんだけど、実は離婚していたみたい」と旦那さんに伝えました。

すると旦那さんは「Wow」と言っただけで、他人事のような反応でした。

今思うとこの時点で私と彼との、この話に対する受け取り方に大きなズレがあったのです。

過ち② 自分がその奥さんの立場だったらどうするかを言ってしまった

これは完全に私の過ちでした。

私は、自分の事だけを考えて旦那さんの気持ちを考えずに「お金の管理は私がしているので、日本にある全ての資産にアクセスできるのは私。もしあなたが浮気をしたら、家のローンを背負っているあなたは弱い立場にいると思う」と言ってしまいました。

それに対して「うちら夫婦はチームだろ?なぜそんな事言うんだ?俺を信用していないのか?」

と見るからにショックと怒りが混じった態度と口調になっていきました。

私には「信用していない」とかいう考えは全く無く、逆に実際毎日家族のために精神をすり減らして働いてくれている事にとても感謝しています。

私の悪い癖で、英語を話すときにストレートな物言いになってしまうことが多いのです。

今冷静になって考えてみると、あんなこと言われたら「まぁショックだろうな」と思います。

彼にとっては「自分がするはずもない(予定もない)浮気を妻がすると思っていて、その後の生活の計画をしている」と思ったに違いない。

私は仮説の話をしたかっただけで、夫が浮気をするとも全く思っていません。

しかしいろいろな夫婦の話を聞いたりしている中で、人の感情が変わったりすることは少しはあると私は思っています。

人間の感情は必ずこうなるという確信はないので、自分の夫が浮気をする確率が0%とは言えないと思っています。

その反面、実際に夫が浮気をしたら私はショックでかなり落ち込むと思うので、それだけはして欲しくないという願望はあります。

「あなたが浮気をしたら…」という考えを夫に言ったのは間違いでしたし、言い方もまずかった。

しまいに夫は「最悪の事態を考えるとそういう方向になる可能性が高い。君はチェスをしているのか?俺を信用しないでそういうゲームをするなら俺も君を信用しないでチェスに対抗するしかない」と言いました。

最悪の事態を考えることは良くないのか?

最悪の事態を考えると言うことに関しては、私は夫の同意は得られないだろうなと思いました。

私としては、最悪の事態を考えておくことで「今の自分の状況に感謝できる」、「最悪の事態以外の事は全てプラスの事とポジティブに捉えられる」、「シミュレーションしておくことで少しはパニックになるのを抑えられる」と思っています。

しかし旦那さんは「最悪の事態を考えることは、そのことに考えが寄りがちになり段々とその事態が現実になる」と考えているようです。

それも一理あると思います。

私はリスクマネジメントとして最悪の事態を考え、何事もリスクをなるべく減らしてから選択や判断を行いたいです。

これは考え方の違いにあると思うので、最悪の事態に関してはあまり深く旦那さんに共有しない方が良いかもしれないと思いました。

特に人の感情が絡む最悪の事態を考えるのは、センシティブな内容だし起こっていない事態を考えて悶々とするよりは、日々の生活や環境に感謝をして周りの人との信頼関係を築いていく事の方が遙かに大事だなと思いました。

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